謎の人達
最初のアメリカ人に関する新たな発見  (続き)

「飛び出た目と長くカールした鼻」

Sanxingdui Mask
三星堆の仮面 


 コック教授その他の批評家たちが正しいのかどうか、それとも、許と陳が商とオルメカ文明のつながりに関係する何かに実際に出くわしたのか、私には皆目検討がつかない。問題を解決するためには偏見のないさらなる研究が必要とされるが、しかし、しばらく、サンサと私が出くわした一片のささやかな証拠に皆さんの注意を引き付けたい。その最初は1997年の1月初頭、我々が大英博物館の『古代中国の謎』展覧会を訪ねたときで、そしてより最近では、1999年3月に北京の歴史博物館を訪れた時のことだ。我々は、四川省は三星堆(さんせいたい )の生け贄を落とした穴から出土した人工遺物に好奇心をそそられた。人間の頭の形をした青銅像、金の破片やたくさんの翡翠(ひすい)、おびただしい象牙の加工品をはじめとするこれらの人工遺物が1986年に発見されたが、それは紀元前千二百年から千年頃に四川省で繁栄した、それまで知られていなかった高度な文明が残したものであった。

Chichen Itza Chac Mask Feature
マヤ建築の特徴であるチャクの仮面




 特に関心を引いたのは、「装飾された額および飛び出た瞳孔を備えた仮面」と題された展示品だった。三星堆の穴2で発見された三つの大きな仮面のうちの一つである。大英博物館の注釈(古代中国の謎69ページ)によると:

 「最も驚くべき特徴はその目の瞳孔である。それは軸の上に付きだしている...さらに著しい特徴は、仮面の鼻から上へ伸びる、長い直立した突出物である。この突出物は巻物のような形で、直立した上方で渦を巻き、底部では二つの輪を形成している...大きな耳と飛び出した目、および糸巻き状の突出物の組合せは、この顔を全く空想的なものにしている」

 その同じ「空想的」で、かつ飛び出た目と鼻から伸びた長くカールした突出物という「驚くべき」特徴は、オルメカ文化の後継者である中米は古代マヤ族のチャクの仮面に見られるそれと、ほとんど正確に一致していないだろうか。チャクの仮面は、時にはマヤ文明の神殿が持つ建築上の特徴にも組み込まれていた。

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