とっぴもない仮説と驚くべき可能性: 塹壕からの眺め

グラハム・ハンコック


生命は容易に説明できない神秘である。

それはただ、生命の物理的プロセスが地球でどのように始まったのかという問題ではない(もっとも、これは現代の最高の科学的頭脳でさえ回答を見いだすことのできない問題ではあるが)。

それはまた、私たちの生命が何か意味を持つのかどうかという問題でもある ― この問いに、宗教は高らかに「Yes」と答え、科学一般は完全な「No」と答える。

私自身は一般大衆書籍の「既存のものに代わる歴史」シリーズ(英国のガーディアン紙が私のために発明したジャンル)の著者として、この生命の神秘と関わってきた。私はプロの作家以外の何かになろうと望んだことはかつて一度もないし、また他の道を模索してみたこともない ― 言いかえれば、執筆活動によって生計が支えられればそれでよかったのだ。近年、私はよい暮らし向きをしているが、これは世界中の何百万もの読者たちが私の著作を愉快に感じ、知的な興奮をおぼえるからであって欲しいと思う。もし人々が誇大広告に誘惑され、そこに何らかの意外な(かつ卓越した)真実が隠されていると期待して私の著作を買っているだけなら、私の仕事はうまくいっているとは言えない。


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