歴史学と考古学の分野の違い

歴史を学んでいく中で、どうしても起きてしまうのが歴史学と考古学の対立です。歴史学というのは、歴史的な史料や文献から当時の状況を読み解いて人々の生活の様子などを把握するものです。史料といってもその形式は様々で、当時の権力者が編纂させたものをはじめとして一庶民が残した日記あるいは手紙なども含まれます。

 

発見されたものは、何度も書き写されたりして後世まで残されていますが戦災などによって、失われてしまったものもあります。そのため、今後新たなものが発見されることでこれまでは当たり前とされてきた内容が大きく覆る可能性が少なくないのです。ただし、注意しなければならない点があります。

 

それは、歴史の修正を危険視する集団によって圧力がかけられそれがひた隠しされて、真実がねじ曲げられてしまうことです。これを行う理由としては、新たな事実が発表されることで自身の利益にならないどころかそれまでは英雄視されてきた一族が、一転して悪者として捉えられてしまう可能性があるからです。

 

反面、考古学は紙などに書かれた文字から歴史を把握するのではなく、ある場所から発掘された遺物や遺跡を基にして研究を進めていくという分野です。多くの場合、文字が使用される前の時代すなわち縄文時代や弥生時代などの研究を行っていくのに有効な学問だと言われています。

 

つまり、人々が教科書で当たり前だと習っている項目も、こういった考古学が基本となっているのです。過去に、人工的に土器を埋めて一層古い時代が存在したこと発表した学者がいました。テレビでも大きく報道され、日本の歴史が変わるのではないかとも言われていたのですがこれは捏造だったのです。

 

すなわち、文献では比較的分かりやすいものではありますが土器や遺物では専門の機器を使用しなければ、正確な年代を把握するのは困難を極めてしまいます。進路を決める際に、多くの人が文献を利用する歴史学の方に向かう傾向にあります。

 

ところが、本当は考古学を勉強したいにもかかわらずその道に進むためのルートが確保されていないことが原因で、不本意ながら読みたくもない文献に目を通さなければならなくなってしまうのです。そのため、自身の進路を決定する際に本当に勉強をしたい分野は何なのかをしっかりと把握して、その学部のある大学に進学することが大切です。

 

それも、日本なのか世界なのかを決めることも必要でしょう。天順に、覚えやすいかどうかで決めるのは危険です。